鋳掛屋
いかけや
名詞
標準
文例 · 用例
何とかいう芝居で鋳掛屋の松という男が、両国橋の上から河上を流れる絃歌の声を聞いて翻然大悟しその場から盗賊に転業したという話があるくらいだから、昔から似よった考えはあったに相違ない。
— 寺田寅彦 『電車と風呂』 青空文庫
同じ鋳掛屋がもしも一風呂浴びてここを通りかかったのだったら、同じ絃歌の音は却って彼の唱歌を誘い出したかもしれない。
— 寺田寅彦 『電車と風呂』 青空文庫
」 何としても、これは画工さんのせいではない――桶屋、鋳掛屋でもしたろうか?
— 泉鏡花 『木の子説法』 青空文庫
」 と鋳掛屋が私たちに話した。
— 泉鏡花 『唄立山心中一曲』 青空文庫
いきなり鋳掛屋が話したでは、ちと唐突に過ぎる。
— 泉鏡花 『唄立山心中一曲』 青空文庫
二 框の柱、天秤棒を立掛けて、鍋釜の鋳掛の荷が置いてある――亭主が担ぐか、場合に依ってはこうした徒の小宿でもするか、鋳掛屋の居るに不思議はない。
— 泉鏡花 『唄立山心中一曲』 青空文庫
……」 聞くと……真鍮台、またの名を銀流しの藤助と言う、金箔つきの鋳掛屋で、これが三味線の持ぬしであった。
— 泉鏡花 『唄立山心中一曲』 青空文庫
ちょっと私の懐中合と、鋳掛屋風情のこの容体では、宿が取悪かったんでございますよ。
— 泉鏡花 『唄立山心中一曲』 青空文庫
ウィキペディア
鋳掛屋 とは、鋳掛を行う職人のこと。
出典: 鋳掛屋 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0