けしの実
けしのみ
表現名詞
標準
poppy seed
文例 · 用例
これは主に虫仲間からたのまれて、紫蘇の実やけしの実をひろって来て花ばたけをこしらえたり、かたちのいい石や苔を集めて来て立派なお庭をつくったりする職業でした。
— 宮沢賢治 『カイロ団長』 青空文庫
このテレボックスが出来たウェスティングハウス電気会社のイースト・ピッツバーグの研究所の門は、客が来ると自動的に開くような仕掛けになっているが、それには扉の前で“Open, sesame !”(開けごまの実)と叫ぶと自然に開く、しかし間違って「開け、けしの実」などと呶鳴っても駄目らしい。
— 海野十三 『人造物語』 青空文庫
わがこれにえ堪へで、前なる車の踏板に飛び乘りたるを、これに乘れる寢衣着たる翁とやさしき花賣娘とは、早くも惡劇のためよりは避難のためと見て取りぬと覺しく、娘は輕く我手背を敲き、例の玉のつぶて二つ投げかけしのみなれど、翁の打つ飛礫は雨の如くなりき。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
顔は僅にとのこをつけしのみにて、下瞼に墨をうすく入れ、青鬚を顎に画く。
— 三木竹二 『いがみの権太』 青空文庫
ヘブルウの昔人、西方に日の沈むを見て、歐羅巴と名け、東方に日の昇るを見て、亞細亞と名けしのみ。
— 竹越三叉 『世界の日本乎、亞細亞の日本乎』 青空文庫
愉快にも余は臀部及び肩胛骨に軽微なる打撲傷を受けしのみにて脳震盪の被害を蒙るにはいたらなかつたのであるが、余の告訴に対し世人は挙げて余を罵倒したのである。
— 坂口安吾 『風博士』 青空文庫
之を眺めてイダイオス華麗の兵車うち棄てて、 20すばやく逃れ、同胞の屍體防ぐを敢てせず、おのれ自ら辛うじて死の運命を避けしのみ、ヘープァイストス暗影の中に隱してこを救ひ、彼の老父に限りなき悲嘆に沈む勿からしむ。
— ILIAS 『イーリアス』 青空文庫
愉快にも余は臀部及び肩胛骨に軽微なる打撲傷を受けしのみにて脳震盪の被害を蒙るにはいたらなかったのであるが、余の告訴に対し世人は挙げて余を罵倒したのである。
— 坂口安吾 『風博士』 青空文庫
作例 · 標準
このパンには、表面にけしの実がたっぷりまぶされている。
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サラダのドレッシングに、プチプチとした食感のけしの実を加えてみた。
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中東のお菓子では、けしの実がよく使われると聞いたことがある。
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