醨
もそろ
名詞
標準
weak sake
文例 · 用例
大隅君は、もう、いいとしだし、頭髪もそろそろ薄くなっているし、てれくさくって、どうしていいかわからない気持なんだろう。
— 太宰治 『佳日』 青空文庫
をぢさんもそろそろ飽きて來た。
— お文の魂 『半七捕物帳』 青空文庫
勿論西洋のものもそろそろ入って来ては居りましたのですが、リットンものや何ぞが多く輸入されていたような訳で、而して其が漢文訳読体の文になったり、馬琴風の文の皮を被ったりして行われていたのでしたから、余り西洋風のものには接していなかったのであります。
— 幸田露伴 『言語体の文章と浮雲』 青空文庫
出雲風土記には、神様が陸地の一片を綱でもそろもそろと引き寄せる話がある。
— 寺田寅彦 『神話と地球物理学』 青空文庫
もしできれば次に出版するはずの随筆集の表紙にこの木綿を使いたいと思って店員に相談してみたが、古い物をありだけ諸方から拾い集めたのだから、同じ品を何反もそろえる事は到底不可能だというので遺憾ながら断念した、新たに織らせるとなるとだいぶ高価になるそうである。
— 寺田寅彦 『糸車』 青空文庫
その、くっきり曲った鉄釘が、少しずつ、少しずつ、まっすぐに成りかけて、借金もそろそろ減って来たころ、どうにでもなれ!
— 太宰治 『八十八夜』 青空文庫
七月末には、できるでしょうという家主の言葉であったのだが、七月もそろそろおしまいになりかけて、きょうか明日かと、引越しの荷物もまとめてしまって待機していたのであったが、なかなか、通知が来ないのである。
— ―伊馬鵜平君に与える― 『畜犬談』 青空文庫
小屋はずいぶん頑丈で、学校ぐらいもあるのだが、何せ新式稲扱器械が、六台もそろってまわってるから、のんのんのんのんふるうのだ。
— 宮沢賢治 『オツベルと象』 青空文庫
作例 · 標準
昔の宴会では、アルコール度の低い醨を何杯も酌み交わして楽しんだという。
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このお酒は醨のようで物足りないが、昼間に軽く飲むにはちょうど良い。
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醸造の過程で失敗してしまったのか、出来上がったのは酸味の強い醨だった。
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