戦闘帽
せんとうぼう
名詞
標準
field cap (used by Japanese troops in WWII)
文例 · 用例
)の作業服を着て戦闘帽を横ちょに被り、彼はもっぱら金槌の音に堪能しているらしい。
— 原民喜 『曲者』 青空文庫
私のような病人は、ついに一度もあの醜い戦闘帽というものを持たずにすんだが、たまに外出するとき、普通のあり合わせの帽子をかぶつて出ると、たちまち国賊を見つけたような憎悪の眼を光らせたのは、だれでもない、親愛なる同胞諸君であつたことを私は忘れない。
— 伊丹万作 『戦争責任者の問題』 青空文庫
誰もが戦闘帽をかぶつてゐる、それも非常気分を反映してゐてわるくはないけれど、おなじ色に塗りつぶされたゞけの世間のすがたはあまりよくはなからう。
— 種田山頭火 『道中記』 青空文庫
直吉はカーキ色の仕事服に戦闘帽をかぶり、飛行将校のはくやうな、赤革の短い長靴をはいて、意気な家の格子を開けた。
— 林芙美子 『瀑布』 青空文庫
躯に少しもぴつたりしない服を着て、大きい頭に、ちよんと戦闘帽をつけてゐる姿は、未開の地から来た兵隊のやうである。
— 林芙美子 『浮雲』 青空文庫
畑の持主の農夫じゃなくて、私より一足先に麦畑に避難していた戦闘帽の若い職工なのである。
— 坂口安吾 『帝銀事件を論ず』 青空文庫
見物してゐるヒマ人もをらず、鼻唄まじりで呑気なもので面倒がつてドッコイショと屍体を投げすてゝ、次の屍体をとりに行きかけて、ヒョッと気がついたのは何かといふと屍体が戦闘帽をかぶつてゐる。
— 坂口安吾 『わが戦争に対処せる工夫の数々』 青空文庫
これは勿体ないといふので、戦闘帽をぬがせて横ッちよへ投げた。
— 坂口安吾 『わが戦争に対処せる工夫の数々』 青空文庫
作例 · 標準
兵士たちは、日差しを避けるために戦闘帽を深くかぶっていた。
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彼の戦闘帽には、部隊のエンブレムが縫い付けられていた。
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「あの戦闘帽、懐かしいな。」「ああ、昔はみんなあれを被っていたもんだ。」
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ウィキペディア
戦闘帽(せんとうぼう)とは、軍隊の軍服における制帽の一種として採用されることの多い略帽の一形式であり、作業帽の一種でもある。略字を用いて戦斗帽と記述する場合もある。
出典: 戦闘帽 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0