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明鏡

めいきょう異読 みょうきょう・めいけい
名詞
1
標準
polished mirror
文例 · 用例
止水明鏡のごとくにあらゆるものの姿をその有りのままに写すことができなければならない。
寺田寅彦 「手首」の問題 青空文庫
「風雅の誠をせめよ」というは、私を去った止水明鏡の心をもって物の実相本情に観入し、松のことは松に、竹のことは竹に聞いて、いわゆる格物致知の認識の大道から自然に誠意正心の門に入ることをすすめたものとも見られるのである。
寺田寅彦 俳諧の本質的概論 青空文庫
第十五回 電光艇鼕々たる浪の音――投鎗に似た形――三尖衝角――新式魚形水雷――明鏡に映る海上海底の光景――空氣製造器――鐵舟先生の詩 武村兵曹は腰なる大鍵を索つて、鐵門の扉と開いた。
押川春浪 海島冐檢奇譚 海底軍艦 青空文庫
されども世俗の見解には堕ちぬ心の明鏡に照らして彼れ此れ共に愛し、表面の美醜に露|泥まれざる上人の却つて何れをとも昨日までは択びかねられしが、思ひつかるゝことのありてか今日はわざ/\二人を招び出されて一室に待たせ置かれしが、今しも静顫へて一心に唯上人の一言を一期の大事と待つ笑止さ。
幸田露伴 五重塔 青空文庫
そして明鏡の上に落書だの塵埃だのの痕を止め無いやうにした其の上で、いで爲さうといふ事、いで思はうといふ事に打對ふのである。
幸田露伴 努力論 青空文庫
詰らないものでも、明鏡ならば善く映るのである。
幸田露伴 努力論 青空文庫
生一本で我儘でいつも明鏡を張りつめたような気持ちで力一ぱい精一ぱいに生活して行って塵の毛程の迷いも無い。
岡本かの子 荘子 青空文庫
世界呑吐の元の野望敢て挫かん鉄石の、この人ありや執権時宗、観ずれば明鏡止水のごとく、断じては山河ことごとく震ふとかや。
北原白秋 新頌 青空文庫
作例 · 標準
一点の曇りもない明鏡のような心で、物事の真理を見極めたい。
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静まり返った湖面は明鏡のごとく、周囲の山々の景色を鮮やかに映し出していた。
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明鏡止水」の境地に達した剣客の前では、どんな不意打ちも通用しない。
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