祟る
たたる
動詞-五段-ラ行動詞-自動詞
標準
to curse
文例 · 用例
親身といってほかにはないから、そこでおいらが引き取って、これだけの女にしたのも、三代|祟る執念で、親のかわりに、なあ、お香、きさまに思い知らせたさ。
— 泉鏡花 『夜行巡査』 青空文庫
思わず嘆息をして口惜しそうに、「どこまで祟るんだな、獣め。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
あゝ、天は飽迄我等に祟るのかと、心を焦立て、身を藻掻いたが、如何とも詮方が無い。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
障子の外には人気勢して、くすくす笑い、三太夫は大粒の涙ほろほろ、刀をからりと投棄てて、「切った割に血の出ぬは、むむ、今日は血を流すと、荒神様が祟る日だ。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
……むしろ、怪しいもの、可恐いものを取入れて、威すものには威され、祟るものには祟られ、怨むものには怨まれるほどの覚悟で、……あるべき事ではないのですが、ろくろ首でも、見越入道でも、海坊主でも。
— 泉鏡花 『露萩』 青空文庫
――山家あたりに住むものが、邸中、座敷まで大な茸が幾つともなく出て祟るのに困じて、大峰葛城を渡つた知音の山伏を頼んで來ると、「それ、山伏と言つぱ山伏なり、何と殊勝なか。
— 泉鏡太郎 『くさびら』 青空文庫
不斷は、あまり評判のよくない獸で、肩車で二十疋、三十疋、狼立に突立つて、それが火柱に成るの、三聲續けて、きち/\となくと火に祟るの、道を切ると惡いのと言ふ。
— 泉鏡太郎 『間引菜』 青空文庫
撫子 出刃は私に祟るんです。
— ――其一幕―― 『錦染滝白糸』 青空文庫
標準
to cause a bad result