引っこ抜き
ひっこぬき
名詞
標準
文例 · 用例
コンパックやIBMをはじめとする各社のマシンから386を引っこ抜き、代わりにAMDのチップを突っ込んでアプリケーションを走らせ「ほら、互換でしょ」とやった。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
」「引っこ抜きと井戸の鬼火か、へん、衣裳を付けりゃあ、われだって髱だあな。
— 怪談抜地獄 『釘抜藤吉捕物覚書』 青空文庫
「今度は俺だ」と浪人風の男が、刀を鞘ぐるみ引っこ抜き、鐺をグッと突き出した。
— 国枝史郎 『前記天満焼』 青空文庫
)と主税は刹那に感じ、真先に切り込んで来た武士を反し、横から切り込んで来た武士の鳩尾へ、拳で一つあてみをくれ、この勢いに驚いて、三人の武士が後へ退いた隙に、はじめて刀を引っこ抜き、正眼に構えて身を固めた。
— 国枝史郎 『仇討姉妹笠』 青空文庫
……また来やがったか、汝懲りずに」 喚いて脇差を引っこ抜き、振り舞わしたが多勢に無勢、すぐに脇差は叩き落とされ、それに博労の喧嘩上手、土を掬うとぶっ掛けた。
— 国枝史郎 『剣侠』 青空文庫
」四 見て取って貝十郎は苦笑したが、懐中へ手を入れると白檀磨き、朱総の十手を引っこ抜き、膝の上へピタリと立てた。
— 国枝史郎 『血煙天明陣』 青空文庫
腕に覚えの小田巻直次郎が、家の中を見せた揚句、本気になって引っこ抜きをやったのですから、その上突っ込んで調べようはなかったのです。
— 辻斬綺談 『銭形平次捕物控』 青空文庫
いざという時、武士の魂が役に立たなくては済まぬ」「いかにも、それはいいことに気が付いた」 二人は灯を中にして、ギラリギラリと長いのを引っこ抜きました。
— お局お六 『銭形平次捕物控』 青空文庫