斜めならず
ななめならず異読 なのめならず
表現
標準
unusually
文例 · 用例
すると、忠直卿は、思いのほかに機嫌斜めならずであった。
— 菊池寛 『忠直卿行状記』 青空文庫
秀林院様はよろづ南蛮渡りをお好み遊ばされ候間、おん悦び斜めならず、わたくしも面目を施し候。
— 芥川龍之介 『糸女覚え書』 青空文庫
彼奴らの目の覚めないうちに、腹一杯喰っておくことにしよう」 博士の機嫌は、斜めならず、フォークとナイフとを使いながら、何かしきりに呟いている様子が、たいへん楽しそうに見えた。
— ――金博士シリーズ・7―― 『大使館の始末機関』 青空文庫
では案内しよう」 博士は、今日は珍らしく事の外御機嫌|斜めならず、両特使を引連れて、研究室へ導く。
— ――金博士シリーズ・11―― 『共軛回転弾』 青空文庫
果して、松原の家では道庵の来訪を非常に喜んで、もてなすこと斜めならず。
— 流転の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
道庵先生は、いよいよ御機嫌斜めならず、しきりに管を捲いたり、取りとまりもないことを口走ったりしておりましたが、相手の年増女中がいっこう気のないのを見て取って、「お前、あっちへ行きな、おらあひとり者なんだから、この手酌でチビリチビリというやつに馴れてるんだ。
— 農奴の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
大膳は斜めならず喜び、行水をして佛前に香を焚き、客殿の畳を裏返しに重ねた上で水盃を酌み、脇差を取って西に向うと、立ちながら腹を十文字に切った。
— 第二盲目物語 『聞書抄』 青空文庫
仙石殿ご昵懇のその剣客者はいずれにある、これへ呼べ」 と丹後守の喜悦は斜めならずであった。
— 吉川英治 『剣難女難』 青空文庫
作例 · 標準
彼の才能は並大抵のものではなく、斜めならず尊敬に値する。
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その作品は、単なる流行に追随するものではなく、斜めならず個性的だった。
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彼女の行動は、我々の予想を斜めならず超えていた。
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