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貧病

ひんびょう
名詞
1
標準
文例 · 用例
」と笑って言って、小判十枚を紙に包み、その上書に「貧病の妙薬、金用丸、よろずによし。
太宰治 新釈諸国噺 青空文庫
女房からその貧病の妙薬を示されて、原田内助、よろこぶかと思いのほか、むずかしき顔をして、「この金は使われぬぞ。
太宰治 新釈諸国噺 青空文庫
山崎、熊井、宇津木、大竹、磯、月村、短慶、いずれも、このあたりの長屋に住んでその日暮しの貧病に悩む浪人である。
太宰治 新釈諸国噺 青空文庫
貧病の妙薬、金用丸、よろずによし、と書いてございます。
太宰治 新釈諸国噺 青空文庫
貧病の薬いただく雪あかり。
太宰治 新釈諸国噺 青空文庫
――手をかえ、品をかえ、丹造が広告材料に使った各種の売名行為のなかで、これだけはいくらか世のためになったといえるのがあるとすれば、貧病者への無料施薬がそれであろう。
織田作之助 勧善懲悪 青空文庫
即ち、それによると、過去四ヵ月の間に七十名の貧病者に無料施薬をしたというのである。
織田作之助 勧善懲悪 青空文庫
大概のことは気にもかけなかったが、婆さん貧病は治して貰った、我が朝の、耆婆扁鵲と思う人を、藪はちと気になったから、山の井さんを何だ、と思うと極めるとね。
泉鏡花 式部小路 青空文庫