フロイライン
フロイライン
名詞
標準
miss
文例 · 用例
ある時下宿の老嬢フロイライン・シュメルツァー達と話していたら、何かの笑談を云って「エス・イスト・ヤー・マノーリ」というから、それは何の事だと聞いてみると、「馬鹿げた事だ」という意味の流行語だという。
— 寺田寅彦 『喫煙四十年』 青空文庫
からだの弱そうなフロイラインWは重いリュクサックの紐に両手をかけて俯向きがちに私の前を歩いていた。
— 寺田寅彦 『異郷』 青空文庫
不自由な環境によって生み出された不自然な現象の一つとして一人の女生徒マヌエラと一人の女教師フロイライン・フォン・ベルンブルヒとの間の不思議な関係が生じ、それがこの映画の演劇的な部分のおもなる骨子となっている。
— 寺田寅彦 『映画雑感(2)』 青空文庫
帰り路にエキステルに問へば、「美術学校にて雛形となる少女の一人にて、『フロイライン』ハンスルといふものなり。
— 森鴎外 『うたかたの記』 青空文庫
そうさ、かのシェーネス・フロイライン、美少女を訪ねたのさ」「会うまい」「会ったさ」「そうかい、社のほうからずいぶん押しかけたが会わなかったがね」「新聞記者と小説家とは違うよ。
— 合作の四 『五階の窓』 青空文庫
だいいち、野田は拘引されているのだから慌てることはないし、下手につっついてわがシェーネス・フロイラインに累を及ぼしてはならない」「しかし――」「しかし、じゃないよ。
— 合作の四 『五階の窓』 青空文庫
フロイライン・メルレンドルフの演奏会へも顔を出すつもりだった。
— 芥川龍之介 『十円札』 青空文庫
フロイライン・メルレンドルフの音楽会へも行かれるはずである。
— 芥川龍之介 『十円札』 青空文庫