悪太郎
あくたろう
名詞
標準
stupid brat
文例 · 用例
とにかく、この山男の身辺にはなんとなく一種神秘の雰囲気が揺曳しているように思われて、当時の悪太郎どもも容易には接近し得なかったようである。
— 寺田寅彦 『物売りの声』 青空文庫
それを待構えた残忍な悪太郎は、蚊帳の切れで作った小さな玉網でたちまちこれを俘虜にする。
— 寺田寅彦 『夏』 青空文庫
要するに、具体的な事件は一つも覚えていないが、ただその手紙の全体としての印象は、先生が手のつけられない悪戯っ児の悪太郎であったということであった。
— 寺田寅彦 『埋もれた漱石伝記資料』 青空文庫
しかし茶目気分|横溢していてむつかしい学科はなんでもきらいだという悪太郎どもにとっては、先生の勤勉と、正確というよりも先生の教える学問のむつかしさが少なからず煙たくもあったらしい。
— 寺田寅彦 『田丸先生の追憶』 青空文庫
「先生の眼玉にすり込んでやる」 と最前からだまっていた悪太郎が答えました。
— 香倶土三鳥(夢野久作) 『雨ふり坊主・先生の眼玉に・奇妙な遠眼鏡』 青空文庫
三吉と玉子と忠太郎の処に降る雪はみんな砂糖でしたが、悪太郎の処には塩ばかりバラバラと降って、それが眼に入って痛くて堪らなくなりました。
— 香倶土三鳥(夢野久作) 『雨ふり坊主・先生の眼玉に・奇妙な遠眼鏡』 青空文庫
悪太郎は泣きながらおうちへ帰ってしまいました。
— 香倶土三鳥(夢野久作) 『雨ふり坊主・先生の眼玉に・奇妙な遠眼鏡』 青空文庫
」「悪太郎があそこへ毬をあげてしまつたから、取つておくれな。
— 新美南吉 『良寛物語 手毬と鉢の子』 青空文庫
作例 · 標準
例文1
例文3
例文5
例文7
ウィキペディア
悪太郎(あくたろう)とは、いたずらな男児、乱暴な男性を指す仮称。勇猛を自認する男性が自称する場合もある。物語の登場人物の名前ともしてしばしば用いられ、狂言の演目や映画の題にもある 。
出典: 悪太郎 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0