なあ
なあ
感動詞
標準
文例 · 用例
独身になっていま一|度学問がやってみたいなあ。
— 伊藤左千夫 『老獣医』 青空文庫
子どもはひとりだけだなあ。
— 伊藤左千夫 『老獣医』 青空文庫
そうさ学問などは迚ても駄目だなあ。
— 伊藤左千夫 『家庭小言』 青空文庫
民子のためには真に千僧の供養にまさるあなたの香花、どうぞ政夫さん、よオくお参りをして下さい……今日は民子も定めて草葉の蔭で嬉しかろう……なあ此人にせめて一度でも、目をねむらない民子に……まアせめて一度でも逢わせてやりたかった……」 三人は眼をこすっている様子。
— 伊藤左千夫 『野菊の墓』 青空文庫
江戸女「薄紫といふやうなあんばいで意気だねえ」上方女「いつかう粋ぢや。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
まず、西鶴のいわゆる「十二色のたたみ帯」、だんだら染、友禅染など元禄時代に起ったものに見られるようなあまり雑多な色取をもつことは「いき」ではない。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
蝶を夢む座敷のなかで 大きなあつぼつたい翼をひろげる蝶のちひさな 醜い顏とその長い觸手と紙のやうにひろがる あつぼつたいつばさの重みと。
— 萩原朔太郎 『蝶を夢む』 青空文庫
西暦一九三四年秋著者定本 青猫 全蝶を夢む座敷のなかで 大きなあつぼつたい翼をひろげる蝶のちひさな 黒い顏とその長い觸手と紙のやうにひろがる あつぼつたいつばさの重みとわたしは白い寢床のなかで目をさましてゐる。
— 萩原朔太郎 『定本青猫』 青空文庫