追い迫る
おいせまる
動詞-五段-ラ行動詞-自動詞
標準
to gain on (someone)
文例 · 用例
家扶家従、部屋付き女中、料理人、せんたく女と順々にこれが伝わって行って、最後にはいよいよ引き上げて行くモーリスに、執念く追い迫るスキャンダルの悪魔のささやきのようなささやき声の「ナッシンバッタテーラ」が繰り返される。
— 寺田寅彦 『音楽的映画としての「ラヴ・ミ・トゥナイト」』 青空文庫
幸子はお前に追いつめられて断崖の縁迄出たのだが、そこでなおも執拗に追い迫るお前を避けようとしたはずみに、足を踏みすべらして、墜落したのだ。
— 渡辺温 『勝敗』 青空文庫
しかし葉子も勢いに乗って追い迫るような事はしなかった。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
血眼になって追い迫る男を見ては、声を出す事すらできなかった。
— 公娼存廃論者への参考資料としての実例 『ある遊郭での出来事』 青空文庫
瞬間に二人を討って取られ、浮き足立った一ツ橋家の武士達、思わずタジタジと引くところを、「参るゾーッ」と声をかけ、ヌッと右足を踏み出したのは、追い迫る気勢を示したのである。
— 国枝史郎 『神秘昆虫館』 青空文庫
早くも見て取った右近丸と民弥は、見失っては一大事と、すぐにそっちへ道を取り、ヒタヒタヒタと追い迫る。
— 国枝史郎 『南蛮秘話森右近丸』 青空文庫
」 その殿田沼意次へ、追い迫る冬次郎の姿が見えた。
— 国枝史郎 『血煙天明陣』 青空文庫
……追い迫るあいつらは?
— 国枝史郎 『猫の蚤とり武士』 青空文庫
作例 · 標準
例句