間の抜けた
まのぬけた
表現形容詞-語幹
標準
idiotic
文例 · 用例
いわゆるプロ絵なるものはどうしてああ鈍い色彩の間の抜けた構図ばかりしなければならないか了解が出来ない。
— 寺田寅彦 『二科展院展急行瞥見記』 青空文庫
」とも云わずに、この間の抜けた「阿呆!
— 断片 『小さき良心』 青空文庫
同じ村から来ている二三の連中が、暫らくして、狐につまゝれたように、間の抜けた顔をして這入って来た。
— 黒島伝治 『豚群』 青空文庫
白日のもとに見るとあれはいかにも手持ちぶさたな間の抜けたものである。
— 寺田寅彦 『神田を散歩して』 青空文庫
それが遠いので間の抜けた時に鳴った。
— 梶井基次郎 『城のある町にて』 青空文庫
)(さればさの、頓馬で間の抜けたというのはあのことかい。
— 泉鏡花 『高野聖』 青空文庫
私は自身のこの不安を、友人に知らせたくなかったので、懸命に佐吉さんの人柄の良さを語り、三島に着いたらしめたものだ、三島に着いたらしめたものだと、自分でもイヤになる程、その間の抜けた無意味な言葉を幾度も幾度も繰返して言うのでした。
— 太宰治 『老ハイデルベルヒ』 青空文庫
日増しのお経みたようなものを大勢で唸っている横で、鼻の詰まったようなイキンだ掛け声をしながら、間の抜けた拍子で鼓や太鼓をタタク。
— 夢野久作 『能ぎらい/能好き/能という名前』 青空文庫