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新分野

しんぶんや
名詞
1
標準
文例 · 用例
萩野さんはもっぱら、新分野に取り組みました。
富田倫生 本の未来 青空文庫
何しろ彼は此頃スランプの中にいて書けないので、流行の満洲にでも行ってうろついて来れば違ったレッテルもついて新分野の仕事が出来るかも知れないと出掛けたまでだった。
金史良 天馬 青空文庫
これは自意識の処理、小説叙法の装置――などと云うと変てこですが――について新分野を拓いてゆくものではないでしょうか。
原民喜 ある手紙 青空文庫
原子が、人間の幸福のために支配されるまで、何万人の科学者たちが、その勤勉な真面目な生涯をこの科学の新分野の探求のために費しただろう。
宮本百合子 まえがき(『真実に生きた女性たち』) 青空文庫
ただ一つ総てを貫き流れていた力強いものは、ソヴェトのプロレタリア作家たちが、大衆とともにこの階級的作家活動の新分野に対し真心をもって自分達の成長を決心していることである。
宮本百合子 五ヵ年計画とソヴェトの芸術 青空文庫
専門のことは私にはよくわからないが、Aはずつと以前から老齢期特有の病気に興味をもち、小児科に対して、老人科とでも称すべき医学の新分野を開拓しつゝある篤学の士である。
岸田國士 老病について 青空文庫
これが推理作家の生れる自然の順序で、本来アマチュア、愛好家という素人によっで新分野のひらかれるべき世界だ。
坂口安吾 推理小説論 青空文庫
今日から考えると、それは温泉場の余興として生れたとはいうものの、日本劇壇の一つの新分野を開拓するものでもあった。
小林一三 宝塚生い立ちの記 青空文庫