末孫
まっそん異読 ばっそん
名詞
標準
descendant
文例 · 用例
此のむずかしい場処の、むずかしい場合の、むずかしい役目を引受けさせられたのが鎮守府将軍田原|藤太秀郷の末孫と云われ、江州日野の城主から起って、今は勢州松坂に一方の将軍星として光を放って居た蒲生忠三郎氏郷であった。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
民間に下って剃刀の名人、鎮西八郎の末孫で、勢い和朝に名も高き、曾我五郎|時致だッて名告ったでさ。
— 泉鏡花 『式部小路』 青空文庫
そして、天狗党の豪士の末孫の由であり、今なほその流儀に天狗流何々といふ絶対の名前を保つてゐるとのことであつた。
— 牧野信一 『「学生警鐘」と風』 青空文庫
僕はたうとう憤慨のバネに撥ぢかれて、あの日に天狗党の末孫から贈られた竹刀に取り縋りながらうねうねと立ちあがつた。
— 牧野信一 『「学生警鐘」と風』 青空文庫
されども、将門退治の後、ある女房俵の底を叩いて米を開ければ、一尺ばかりの小蛇出で去りしより、米出でざりけり、これより始まりて、今俵の底を叩かぬ謂れとなり、また秀郷の末孫、陣中にて女房を召し仕わざるも、この謂れとかや云々。
— 田原藤太竜宮入りの話 『十二支考』 青空文庫
さういふ風にして兄弟が分れたが、其後胡十門が曷蘇館人を引き連れて、金の太祖阿骨打に歸服した時に、自分の祖先は兄弟三人あつて、それ/″\分れて去つたと云ふことであるが、自分が即ち其の長兄阿古迺の末孫だと稱した。
— 内藤湖南 『女眞種族の同源傳説』 青空文庫
かくて其時太祖に服屬してゐた石土門・迪古が、即ち前にいふ保活里の末孫だといふことであつた。
— 内藤湖南 『女眞種族の同源傳説』 青空文庫
最も肝腎なのは、物部氏の先祖たる饒速日命と神武天皇の先祖たる瓊瓊杵尊との關係であつて、神武天皇が大和に入られた時、互に其の寶物を交換して見て、同祖の末孫なることの證據が判つたので、饒速日命は長髓彦を殺して神武天皇に歸服したといふことになつてゐる。
— 内藤湖南 『女眞種族の同源傳説』 青空文庫
作例 · 標準
その偉大な武将の血筋は、現代まで末孫に受け継がれているという。
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彼はこの地方の名家の末孫として、その伝統を守り続けている。
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この家系図によれば、私がその家の末孫にあたるらしい。
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