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騙し騙し

だましだまし
表現副詞
1
標準
using every trick in the book
文例 · 用例
ところが不幸にもその養子になった男が頗る放蕩無頼の徒で、今まで老婆が虎の子の様な溜めておいた金を、何時しか老婆を騙し騙し浪費して、終に最早すっかり無くなった時分にはとうとう姿を隠して家を逃げてしまった、残された老婆は非常に怨憤み落胆して常に「口惜しい口惜しい」といっていた。
沼田一雅 暗夜の白髪 青空文庫
ファウスト昔から新参を騙し騙しした、魔法の師の中の一番の先生のような話振をするね。
FAUST. EINE TRAGODIE ファウスト 青空文庫
伯母さんが「ごぜんだにお帰りよ」といつて迎ひにきてつれて帰らうとするのを一所懸命足をふんばつて帰るまいとすればわざとよろよろしながら「かなはん かなはん」といつて騙し騙しつれてかへる。
中勘助 銀の匙 青空文庫
電波の帯域を広く取らないよう考慮した上で、かろうじて見られる絵をだましだまし描けるくらいですませている。
富田倫生 短く語る『本の未来』 青空文庫
夏祭りと両国の花火は夏の年中行事と市民にはなっていたのだろう、あんぽんたんも昼寝からむりに覚されて、行水の盥のなかへ入れられ、お船へのせて花火を見せるからと、だましだましいやがるのに着物をきせられた。
長谷川時雨 牢屋の原 青空文庫
なあに、あのウスノロ如きは、自分がいさえすれば頭から威圧して、文句は言わせもしないのだが、船長としての責任ある地位で、かけがえのない無頼の労働者を、だましだまし使用する苦衷は、自分のようにそう一本調子にいくものでないことを、白雲といえども駒井のために推察するだけの思いやりは持っている。
白雲の巻 大菩薩峠 青空文庫
昆布のだしを取るには、まず昆布を水でぬらしただけで一、二分ほど間をおき、表面がほとびた感じが出た時、水道の水でジャーッとやらずに、トロトロと出るくらいに昆布に受けながら、指先で器用にいたわって、だましだまし表面の砂やゴミを落とし、その昆布を熱湯の中へサッと通す。
北大路魯山人 だしの取り方 青空文庫
こぶの出汁を取りますのは、こぶを水でぬらしただけで、五分間か三分間、間をおき、こぶの表面がほとびれた感じのする時、水道の水で、ジャーッとさせないで、音もせず身動きもしないで、トロッと出る水をこぶに受けながら、指先で器用にいたわって、だましだまし、こぶの表面の砂、ゴミみたいなものを落とすのです。
北大路魯山人 日本料理の基礎観念 青空文庫
作例 · 標準
彼は嫌がる子供を、お菓子で騙し騙し説得した。
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痛みをこらえながら、騙し騙し仕事を続けた。
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「まだ大丈夫、騙し騙しやってみるよ。」
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