懲々
懲々
名詞
標準
文例 · 用例
「だから馬鈴薯には懲々しましたというんです。
— 国木田独歩 『牛肉と馬鈴薯』 青空文庫
貢さん、私ゃ懲々したよ。
— 泉鏡花 『照葉狂言』 青空文庫
いくら、うつし身の若い男でも、池上や葛岡と共に生きて行くことは此方が負担になって懲々します。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
誰某は屁玉を喰って凹んだと大きに笑われたそうで、もう懲々して、誰も手出しは致しません、何と、短銃では、岩見重太郎宮本の武蔵でも叶いますまい。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
屋根は低いのに揺れると来て、この前頭痛で懲々したから、今度は歩行くつもりで、今朝小田原からたって来たが、陽気は暖かだし、海端の景色は可し、結句|暢気で可い心持だ。
— 泉鏡花 『わか紫』 青空文庫
さるを今の作者の無智文盲とて古人の出放題に誤られ、痔持の療治をするように矢鱈無性に勧懲々々というは何事ぞと、近頃二三の学者先生|切歯をしてもどかしがられたるは御尤千万とおぼゆ。
— 二葉亭四迷 『小説総論』 青空文庫
」「ですから、私は、貴方の前ですけど、もうもう男は懲々。
— 二葉亭四迷 『平凡』 青空文庫
「先の上さんのような、しなしなした女は懲々だ。
— 徳田秋声 『あらくれ』 青空文庫