男女性
だんじょせい
名詞
標準
文例 · 用例
主人の行先を洩らさない事が運転手のたしなみの第一ぐらいの事はトックの昔から心得ているにきまっている…… ……つまり現代のエロ機関の精鋭さは、現代の男女性全体の頭のヨサを超越して行きつつある……日に日にシカゴ化し……巴里化しつつある…… という事をマダムはハッキリと感じておられました。
— 夢野久作 『奥様探偵術』 青空文庫
つまり、中年期の男女性が生活に刺戟を求める種類のものである。
— 直木三十五 『大衆文芸作法』 青空文庫
ただし小生といえども、全く男女性情の差異を認めざるにあらず。
— 堺利彦 『婦人の天職』 青空文庫
小生は今日の男女間に見るがごとき性情の大差異は、社会の制度習慣より来たれる一時の現象なりと信ずれども、別に男女性の根本において多少の差別あるべきは、またこれを認めざるをえざるものあり。
— 堺利彦 『婦人の天職』 青空文庫
典型の喪失、消滅は、男女性を通じて、青年の最大の不幸でありました。
— ――力としての文化 第四話 『青年の矜りと嗜み』 青空文庫
印度日耳曼語族に属する国語は、凡て名詞の性を区別し、この区別は屡ば、天然神格の男女の区別に、多少の影響を及ぼせしことあるも、日本国語は此区別を有せざるが故に、日月両神の男女性は、决して、日月なる言語と、何等の関係をも有せざるなり。
— 高木敏雄 『比較神話学』 青空文庫
即ち天地開発に連る国土の自然形成の神話にして、泥土状の半流動体的状態より、次第に凝集固結して、完全具足するに至りしまでの間を、前後四段に分ちて、各の状態を神格化して、其生成力を男女性の両面より、各々一個の神格とし、此の如くにして※生天神四代の系図は、作せらるるに至りしなり。
— 高木敏雄 『比較神話学』 青空文庫
従って角杙、活杙二神も亦た、此解釈に従えば、国土の生成力の一個の神格化にして、此生成力を男女性の両面より区別したる者と、論ぜざるを得ず。
— 高木敏雄 『比較神話学』 青空文庫