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突き上げ

つきあげ
名詞
1
標準
文例 · 用例
「ヨシ、ごろつき奴、死ぬまでやってやる」私はこう怒鳴ると共に、今度は固めた拳骨で体ごと奴の鼻っ柱を下から上へ向って、小突き上げた。
葉山嘉樹 淫賣婦 青空文庫
その瞬間私の左の頬は何かに厭やと云ふ程突き上げられた。
南部修太郎 一兵卒と銃 青空文庫
「中根だな、相變らず爲樣のない奴だ‥‥」と、私は銃身で突き上げられた左の頬を抑へながら、忌々しさに舌打ちした。
南部修太郎 一兵卒と銃 青空文庫
嫂はのどもとへ突き上げて来るものを吐き出してしまおうと、しきりにあせっていた。
黒島傳治 浮動する地価 青空文庫
」 彼は、片方の腕を通しさしで、手を天井に突き上げたまま、テーブルに近づいた。
黒島傳治 氷河 青空文庫
」 蠍も怒って大きなからだをすばやくひねって尾の鉤を空に突き上げました。
宮沢賢治 双子の星 青空文庫
「なんという間違いをしたものだろう」 むす子に対する憧れが突然思いもかけぬ胸の中の別の個所から厳粛というほどの真率さでもって突き上げて来た。
岡本かの子 母子叙情 青空文庫
寝転んで、始め鼻を当てると突き上げるやうな蕊のにほひ、それにも徐々に馴れて来る。
岡本かの子 青空文庫