虫気
むしけ
名詞
標準
nervous weakness
文例 · 用例
其の言には、政宗今日夕刻より俄に虫気に罷り在り、何とも迷惑いたし居り候、明日の御働き相延ばされたく、御先鋒を仕候事成り難く候、とあるのであった。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
虫気というは当時の語で腹痛苦悩の事である。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
数々の羞を知らぬ放埒な女を見て来続けている山口には、お杉の滑らかに光った淡黒い皮膚や、瞼毛の影にうるみを湛えた黒い眼や、かっちり緊った足や腕などは、忘れられた岩陰で、虫気もなくひとり成長していた若芽のように感じられた。
— 横光利一 『上海』 青空文庫
生れた子供も男で伊之助のいの字とお若のわの字を取って岩次と名をつけ、虫気もなくておい/\成長してまいるが、子供ながら誠に孝心が深いので夫婦も大層喜んでいました。
— 三遊亭圓朝 『根岸お行の松 因果塚の由来』 青空文庫
新吉の顔を見ると女房お累が虫気付きまして、オギャア/\と産落したは男の子でございます。
— 三遊亭圓朝 『真景累ヶ淵』 青空文庫
今やわが社におきましては虫気のつかない困った人物がおりまして、ええッと、彼はなんと云ったッけな。
— 田園ハレム 『安吾巷談』 青空文庫
けれども親が案ずるほど虫気がつくのは世のならい。
— その四 ああ無情 『明治開化 安吾捕物』 青空文庫
これ、虫気の小児にありてしかるなりという。
— 井上円了 『妖怪学』 青空文庫
作例 · 標準
あの子は最近虫気がひどくて、些細なことでパニックになってしまう。
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腹痛を訴えているが、どうも単なる食あたりではなく虫気のようだ。
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疲れが溜まると虫気が出て、夜中に何度も目が覚めてしまう。
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