備考欄
びこうらん
名詞
標準
notes
文例 · 用例
その「詩集」の部分は赤インキで抹消し、その備考欄には、同じ赤インクで、次のように記されてあった。
— 山本禾太郎 『仙人掌の花』 青空文庫
そして、その右に点数欄と備考欄とがあったが、点数欄には五点というのが一つあるきりで、あとはみな四点以下だった。
— 第四部 『次郎物語』 青空文庫
備考欄には、「品性下劣、御殿女中の如し」とか、「駈落三回心中未遂一回」とか、「野心満々、惜しむらくは低能」とか、「彼いつの日にか悔い改めん」とか、「愚鈍なるが如くにして、最も警戒を要す」とか、そういったさまざまの文句が、いっぱい書きつめてあった。
— 第四部 『次郎物語』 青空文庫
五点の評点をもらったのは「あざらし」先生だったが、その備考欄には「性粗野にして稚気あり、陰険とは認めがたし、合否の判定は後日会議の結果にまつ」とあった。
— 第四部 『次郎物語』 青空文庫
中には、備考欄まで読みあげる者もあった。
— 第四部 『次郎物語』 青空文庫
名簿には、それぞれの欄に、「大河無門、二十七|歳、千葉県、小学校代用教員、中学卒」と記入してあり、備考欄には、「青年団生活には直接の経験なきも興味を有す」と何だかあいまいなことが書いてあった。
— 第五部 『次郎物語』 青空文庫
名簿には、「熊本県、二十六歳、村農会書記、村青年団長、農学校卒」とあり、備考欄に、「歩兵|伍長、最近満州より帰還」とあった。
— 第五部 『次郎物語』 青空文庫
朝倉先生は、青山の青年集会所のことが簡単に名簿の備考欄に書きこまれてあるのに目をとおしながら、何度もうなずいていたが、「むずかしいっていうと?
— 第五部 『次郎物語』 青空文庫
作例 · 標準
契約書の「備考欄」に、特約として「中途解約時の違約金は発生しない」旨を自筆で書き加えた。
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ネット通販の注文画面で、備考欄に「宅配ボックスへの配達を希望します」と入力した。
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「備考欄が小さすぎて、アレルギーの詳細を書ききれないよ」と彼は困った顔でペンを止めた。
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