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珍陀

チンタ
名詞
1
標準
red wine
文例 · 用例
この外にも、珍陀の酒をあげませう。
芥川龍之介 煙草と悪魔 青空文庫
この時「れぷろぼす」は、かねての大願を成就したことでおぢやれば、涎も垂れようずばかり笑み傾いて、余念もなく珍陀の酒を酌みかはいてあつた所に、ふと酔うた眼にもとまつたは、錦の幔幕を張り渡いた正面の御座にわせられる帝の異な御ふるまひぢや。
芥川龍之介 きりしとほろ上人伝 青空文庫
」と喚きながら、ただちに珍陀の盃を抛つて、立ち上らうと致いたれば、一座の侍はさらいでも、「れぷろぼす」が今度の功名を妬ましう思うて居つたによつて、「すは、山男が謀叛するわ。
芥川龍之介 きりしとほろ上人伝 青空文庫
なれどもその夜は珍陀の酔に前後も不覚の体ぢやによつて、しばしがほどこそ多勢を相手に、組んづほぐれつ、揉み合うても居つたが、やがて足をふみすべらいて、思はずどうとまろんだれば、えたりやおうと侍だちは、いやが上にも折り重つて、怒り狂ふ「れぷろぼす」を高手小手に括り上げた。
芥川龍之介 きりしとほろ上人伝 青空文庫
それで俳諧でも「カピタンをつくばはせ」たり「アラキチンタをあたゝめ」たりしながらいわゆる正風を振興したのであった。
寺田寅彦 チューインガム 青空文庫
第一次ヨーロッパ大戦のとき、日本は最後の段階に連合国側に参加してチンタオだの南洋諸島だのを、ドイツから奪って統治するようになった。
宮本百合子 便乗の図絵 青空文庫
――ワーズワース「チンターン僧院」―― そのクレルヴァルは、いまどこにいるのだろう。
FRANKENSTEIN, OR THE MODERN PROMETHEUS フランケンシュタイン 青空文庫
我大日本帝国も独国が東洋根拠地と頼んだチンタオを攻落し、英海軍と協力し南洋の敵を討ち遠く地中海にまで出動して聯合軍を助けた。
槇村浩 世界大戦の後 青空文庫
作例 · 標準
南蛮貿易で持ち込まれた「珍陀」と呼ばれた飲み物は、当時の貴族を驚かせた。
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織田信長も、宣教師から贈られた珍陀を口にしたと言い伝えられている。
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古い資料には、赤ワインを指す言葉として「珍陀酒」と記されている。
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