進前
しんぜん
名詞
標準
文例 · 用例
逍遙子は到底學問の比量界にありて歩々の進前をなし得べきにあらざること、これにて明なるべし。
— 森鴎外 『柵草紙の山房論文』 青空文庫
見よ、デモクラシーは宿昔の長夢を攪破せんとのみ悶き、アリストクラシーは急潮の進前を妨歇せんとのみ噪ぐにあらずや。
— 北村透谷 『国民と思想』 青空文庫
然ニ肥後進前□て明朝までまい里居候。
— 慶応二年九月十八日か 渡辺昇あて 『手紙』 青空文庫
前進前進となると、いちいちかまつちやゐられませんからね」「それやさうだが、この捕虜は、いよいよ敵ときまれば連れて帰るんでせう?
— 岸田國士 『従軍五十日』 青空文庫
彼は左にも右にも行くべき道を見ず、故に思い切りて独木橋を鉛直線に進前す。
— 徳富蘇峰 『吉田松陰』 青空文庫