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夜想曲

やそうきょく
名詞
1
標準
nocturne
文例 · 用例
「若禿」はまんなかの卓子に坐って、アサヒ・カクテルを三つ、三つだと念を押して、それからふと立上って、蓄音器のところへ行き、しきりにレコードをしらべて、一枚の夜想曲をかけさせ、このバー独特とかいうすっきりしたカクテルが来ると、マダムを呼びよせ、岸本とマダムの手に一杯ずつ持たせて、立上ったのである。
豊島与志雄 田舎者 青空文庫
岸本は茫然として、マダムの方を見やると、彼女は「若禿」の言葉が聞えるのか、聞えないのか、澄しきった様子で、サチ子と笑顔で何か囁きあいながら、夜想曲に耳を傾けてるのであった。
豊島与志雄 田舎者 青空文庫
最も入っているのは「序曲」と「夜想曲」と「スケルツォ」と「結婚行進曲」くらいで、この曲が全部入っているわけではない。
野村胡堂 楽聖物語 青空文庫
夜想曲」と「結婚行進曲」は、どういうものか良いレコードがなく、「結婚行進曲」などはきわめて実用的なものであるから、やむを得ずんばコロムビアのビーチャム卿がロンドン・フィルハーモニーを指揮したのを採るほかはない(JW一〇八)。
野村胡堂 楽聖物語 青空文庫
夜想曲 夜想曲と三つの漢字を並べるより「ノクターン」とカナで書いた方がショパンの曲にふさわしい。
野村胡堂 楽聖物語 青空文庫
ビクターにはルービンシュタインの「夜想曲全集」があり十九曲まで納めているが、それは絢爛豪華でノクターンの模糊たる情緒を欠き、壮麗ではあるが少し約束に違ったものを感じさせる。
野村胡堂 楽聖物語 青空文庫
一枚ずつの優れたレコードでは「夜想曲第二番=変ホ長調(作品九ノ二)」は最も通俗な曲で、誰にでも知られているが、ビタクーのコルトー(愛好家協会第四集)を私は採る。
野村胡堂 楽聖物語 青空文庫
それから「パハマン選集」(即興曲第二番、夜想曲作品二七ノ二、作品七二ノ一、マズルカ作品二四ノ四、作品五〇ノ二、作品六三ノ三、作品六七ノ四、ポロネーズ作品二六ノ一、円舞曲作品六四ノ三)も逸することの出来ないものである。
野村胡堂 楽聖物語 青空文庫
作例 · 標準
ショパンの夜想曲は、多くの人々に愛されている。
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ピアニストは静かに夜想曲を奏でた。
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窓から月明かりが差し込む部屋で、私は夜想曲を聴いた。
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