見る見る
みるみる
副詞頻度ランク #20901 · 青空 1127 例
標準
very fast
文例 · 用例
見る見るその雲の大隆起の下には、火の川が一筋流れ、余光が天上の雲に反照して、篝火が燃えたようになった。
— 小島烏水 『谷より峰へ峰より谷へ』 青空文庫
雲は東から西へと引いたように取れると一天は石灰洞のような大口を開けて、見る見るうちに次第にひろがり、碧い初冬の冴え返った空が、冷たい鯖色をした湖水のようになって、金光ちらりと黒砂に燃え落ちる、黒砂の一線、天に向って走るところ、頂上火口の赭禿げた土は、火を翳したように眩ゆくなる。
— 小島烏水 『雪中富士登山記』 青空文庫
私はそれを見つけて見る見る憂鬱になってしまいました。
— 岡本かの子 『病房にたわむ花』 青空文庫
――その瞬間、ながらく忘れてゐたその屈辱の記憶が不意に胸に迫つて來て、私の顏色が見る見る變つたので、何にも知らないその人を驚かしたことがあつた。
— 梶井基次郎 『『青空』のことなど』 青空文庫
」と叫んで小初は肉体を軽く浮び上らせ不思議な支えの力で空中の一|箇所でたゆたい、そこで、見る見る姿勢を逆に落しつつ両脚を梶のように後へ折り曲げ両手を突き出して、胴はあくまでしなやかに反らせ、ほとんど音もなく水に体を鋤き入れた。
— 岡本かの子 『渾沌未分』 青空文庫
それを聽いて、小幡の顔色は見る見る蔭った。
— お文の魂 『半七捕物帳』 青空文庫
大烏は見る見る顔色を変えて身体を烈しくふるわせました。
— 宮沢賢治 『双子の星』 青空文庫
風景の顔色が見る見る変わってゆく。
— 梶井基次郎 『城のある町にて』 青空文庫
作例 · 標準
彼の顔色は、見る見るうちに青ざめていった。
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彼女の才能は、見る見るうちに開花していった。
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傷口は、手当のおかげで見る見る回復に向かった。
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