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御紋

ごもん
名詞
1
標準
crest (of a noble family)
文例 · 用例
お金をずいぶん欲しがっているくせに、わざとぞんざいに扱ってみせて、こんなものは紙屑同然だとおっしゃる、罰が当りますよ、どんなお札にだって菊の御紋が付いているんですよ、でもまあ、そうしてお金だけで事をすましてくれるお百姓さんはまだいいほうで、たいていは、お金とそれから品物を望みます。
太宰治 やんぬる哉 青空文庫
今朝こそわれは早く起き、まつたく一年ぶりで學生服に腕をとほし、菊花の御紋章かがやく高い大きい鐵の門をくぐつた。
太宰治 逆行 青空文庫
今朝こそわれは早く起き、まったく一年ぶりで学生服に腕をとおし、菊花の御紋章かがやく高い大きい鉄の門をくぐった。
太宰治 逆行 青空文庫
そのお膳や椀には桐の御紋が附いていた。
夢野久作 あやかしの鼓 青空文庫
奥様、おたまじゃくしの真中で、御紋着の御紋も河骨、すっきり花が咲いたような、水際立ってお美しい。
泉鏡花 天守物語 青空文庫
北面に鷲、南面に菊の御紋章が浮彫りにしてあった。
北原白秋 フレップ・トリップ 青空文庫
その老婆の枕のうえには、私は見て虔ましくなった、金の十六弁の菊の御紋章が光り、今上皇后両陛下に摂政宮と妃殿下の御尊像が並び立たせられた石版刷りの軸が一本、まことにありがたそうに掛け垂らしてあった、そのそよともせぬ閑かさ。
北原白秋 フレップ・トリップ 青空文庫
様あ見やがれ、」というと、嶮のある目を屹と見据え、今なお座中に横わって、墨色も鮮に、五千疋とある奉書包に集めた瞳を、人指指の尖で三方へ突き廻し、「誰を煽いだつもりだよ、五千疋のお使者が御紋服の旦那だと思うと、憚んながら違います。
泉鏡花 三枚続 青空文庫
作例 · 標準
歴史ある寺院の門には、皇室ゆかりの御紋が刻まれていた。
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その着物には、家系を象徴する格調高い御紋が刺繍されている。
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将軍家から賜ったとされる御紋入りの茶碗を大切に保管している。
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