遊び歩く
あそびあるく
動詞-五段-カ行動詞-自動詞
標準
to walk about
文例 · 用例
毎日、毎日、訪問客たちの接待に朝から晩までいそがしく、中には泊り込みの客もあって、遊び歩くひまもなかったし、また、たまにお客の来ない日があっても、そんなときには、家の大掃除をはじめたり、酒屋や米屋へ支払いの残りについて弁明してまわったりして、とても活動など見に行くひまはなかった。
— 燭をともして昼を継がむ。 『花燭』 青空文庫
「柳橋の一流の芸妓の時太郎、梅竜、ぼたんなどゝいう連中も混って餓鬼大将の会というのを慥えて東京中を押し廻したものさ」 月に一度日を定めて、連中は集り、月番に当る餓鬼大将に率いられて市中所定めず遊び歩くのであった。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
亭主は道楽者で、内を外に遊び歩くためでもありましょうが、お千恵さんはいつか自分の屋敷の若侍の安達文次郎という者と密通していて、今度の甲府詰めを機会にかの百両をぬすみ出して、二人は駈け落ちをするという相談を決めたんです。
— 大森の鶏 『半七捕物帳』 青空文庫
遊び歩くという以上、どうで碌なことはしないに決まっているし、叔父さんは随分お金を遣うそうで、叔母さんは大変に心配しているんだよ。
— 岡本綺堂 『蜘蛛の夢』 青空文庫
見ると、是は鐵道院でも半分は商賣に致したことでありませうから、學問上から色々苦情を言つても仕方がないが、殊に其の見方は言はゞ遊覽の材料に書いたやうなものでありまして、實は神社を有難く感ずる爲に書いたのか、遊び歩く序でに少し見たら宜からうといふので書いたのか判らない位であります。
— 内藤湖南 『近畿地方に於ける神社』 青空文庫
そんなやうな食物のことなぞぽつんぽつんと思ひ出して、心はどこともなく遊び歩くのである。
— 片山廣子 『身についたもの』 青空文庫
日の暮るるも知らで遊び歩くは不断着の尻端折にしくぞなき。
— 永井荷風 『桑中喜語』 青空文庫
往来には、娘子供が傘をさして遊び歩くのみだ。
— 島崎藤村 『千曲川のスケッチ』 青空文庫
作例 · 標準
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