八つ橋
やつはし
名詞
標準
yatsuhashi
文例 · 用例
一度は藤川から出発し岡崎で藤吉郎の矢矧の橋を見物し、池鯉鮒の町はずれに在る八つ橋の古趾を探ねようというのであった。
— 岡本かの子 『東海道五十三次』 青空文庫
床の一隅、幽欝な鉛製の八つ橋の角々に、王朝時代の情熱を想はせる燕子花。
— 岡本かの子 『花は勁し』 青空文庫
「私で、阿波太失で、花魁からのお言付けなんで」 では、この阿波太夫の言葉に拠ると、彼、栄之丞は、前夜、恋びと八つ橋と随分見果てぬ夢を追つて、けさ方かへつて来て、それつきり正体もなく寝入つてゐたのか。
— 正岡容 『吉原百人斬』 青空文庫
あゝ、それがいか許り昨夜の八つ橋との逢瀬を、睦言を、絢爛多彩な絵巻物として、無言のうちに悩ましく聴くものゝ心の中に想像させて呉れたらうことよ。
— 正岡容 『吉原百人斬』 青空文庫
凝つた朱塗りの行灯の灯かげ淡く、勤めはなれて、目を閉ぢ、口吸はせてゐる艶麗の遊女八つ橋。
— 正岡容 『吉原百人斬』 青空文庫
「ヘイ、じつは、明日の単午の節句を期しましてその前に、八つ橋花魁のための八つ橋楼と云ふお居間ができました、お大尽のお骨折で」「ウム」「明五日の晩には、ですから大尽がお見えになります」「ウム、ウム、それで?
— 正岡容 『吉原百人斬』 青空文庫
八つ橋花魁を、一と月でいいから、手許へ置度いと云ふのも、所詮はその許嫁を見返してやり度いばつかりだ。
— 正岡容 『吉原百人斬』 青空文庫
そのため、一たんは承諾した宝生栄之丞でありましたが、あとでよく/\考へて見ると、やはり一ヶ月でも八つ橋を離しともない。
— 正岡容 『吉原百人斬』 青空文庫
作例 · 標準
京都のお土産には、定番の八つ橋が喜ばれることが多い。
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抹茶味の八つ橋は、ほろ苦さと甘さが絶妙にマッチしている。
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修学旅行で買った八つ橋を家族みんなで美味しくいただいた。
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標準
zigzag bridge
作例 · 標準
池にかかる八つ橋は、渡るたびに景色が変わって楽しい。
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庭園の趣を深める八つ橋のデザインは、日本の美意識を感じさせる。
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あの八つ橋を渡ると、有名な藤棚が見えてくるはずだ。
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