反間苦肉
はんかんくにく
名詞
標準
stratagem for causing a rift in the enemy camp by using a seditious plot
文例 · 用例
その前から酔っていた士が二階にいて頻りに管を巻いていたが、芝居が進んで茶屋場となり、由良之助が酒や女にうつつを抜かす態たらくを見ると、酔った士はそれを義士の首領の反間苦肉の策とは知りながらも、あまりその堕落振りが熱演されるので、我慢が仕切れなくなり、舞台に向って頻りに罵声を浴びせかけ始めた。
— 岡本かの子 『宝永噴火』 青空文庫
私は掏賊だ、はじめから敵に対しては、機謀権略、反間苦肉、有ゆる辣手段を弄して差支えないと信じた。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
坪内逍遙博士の『桐一葉』など見ると、且元という人物は極めて深謀遠慮の士で、秀吉亡き後の東西の感情融和に、反間苦肉の策をめぐらしていたように書いてあるが、嘘である。
— 菊池寛 『真田幸村』 青空文庫
殊に久次の乱行は反間苦肉との事なりしが、それにしては手討になる老臣粟田主膳といふ男こそいい面の皮なれ。
— 三木竹二 『両座の「山門」評』 青空文庫
反動政治家山縣有朋が當時の西園寺内閣に對する反間苦肉の策だと如何にもうがつた説を立てる人もありました。
— 石川三四郎 『浪』 青空文庫
反間苦肉の計なのであり、だから一見あさましく見える乱痴気さわぎの最中においても、真面目な計画的の秘密話が、とり交わされているのであった。
— 国枝史郎 『あさひの鎧』 青空文庫
「それは、ある程度まで想像すればできる、またそれを真正面から見ないで、反間苦肉として見れば、政策的に、時にとっての魂胆がわからない限りでもございませんがね……」と青嵐居士、透かさず相受ける。
— 農奴の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
老獪な元就はそのめくら法師が敵方の廻し者であることを感づきつゝ反間苦肉の策謀を運らし、逆に彼を利用して晴賢を厳嶋へ誘い出した。
— 第二盲目物語 『聞書抄』 青空文庫
作例 · 標準
歴史書には、反間苦肉の計を用いて敵を欺いた例が記されている。
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彼は反間苦肉の策を練り、敵陣を内部から崩そうとした。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
「まさか、それが反間苦肉の計だったとは…!」と、彼は驚きを隠せなかった。
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