笹枝
ささえだ
名詞
標準
文例 · 用例
秘密警備隊員の笹枝弦吾は、定められた時刻が来たので、同志の帆立介次と肩を並べてS公園の脇をブラリブラリと歩き始めていた。
— 海野十三 『間諜座事件』 青空文庫
QX30の笹枝弦吾は、呆然として舞台の上に踊る彼女達を見入った。
— 海野十三 『間諜座事件』 青空文庫
QX30笹枝弦吾は、歯を喰いしばって、喜びの色を押し隠したのだった。
— 海野十三 『間諜座事件』 青空文庫
10 落ち着かぬ心を、客席に強いて落ち着かせようと努力しているQX30の笹枝弦吾だった。
— 海野十三 『間諜座事件』 青空文庫
* 義眼の副司令の女を、柳ちどりと思っていたのは笹枝弦吾の惜しい誤解だった。
— 海野十三 『間諜座事件』 青空文庫
背の高くやせた、しかし丈夫そうな脚をした河童が笹枝をかつぎ、左手に獲った魚を頬ざしにしてつるしてゆく姿が描かれた。
— 宮本百合子 『二つの庭』 青空文庫
宗太郎の父親は笹枝宗左衞門といふ三百五十石取の立派な旗本でした。
— 双生兒の呪 『錢形平次捕物控』 青空文庫
山谷の正傳寺へ着いたのは酉刻半頃、門前の花屋へ飛込むと、三十年後家を通した婆さんが一人、その姪といふ娘が一人、笹枝家へ奉公したといふ親爺も居ず、たつた二た間の家を、嘗めるやうに搜しても、宗次とやらが隱れて居る樣子もありません。
— 双生兒の呪 『錢形平次捕物控』 青空文庫