買い主
かいぬし
名詞頻度ランク #38442 · 青空 10 例
標準
buyer
文例 · 用例
それを買って下すってご飯が頂戴できる買い主には、せめて買われている間だけでも相手の身体を命をもって護らねばならない。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
つきとめたら、この駒をみせてな、いつごろ彫ったものか、だれに売ったやつだか、心当たりをきいて、買い主がわかったらしょっぴいてこい。
— 南蛮幽霊 『右門捕物帖』 青空文庫
いいや、あんたへ届けるはずの仕掛けしごきが人手に買われて、どうやらその買い主が文を種にあんたをおどしつけていやしねえかとにらみがついたんで、ちょっくらお見舞いに来たんですよ。
— お蘭しごきの秘密 『右門捕物帖』 青空文庫
」 お銀は坐るまもなく、今日この家の買い主らしい隠居をつれて、家主の番頭の来たことを話し出した。
— 徳田秋声 『黴』 青空文庫
ところが、その買い主が、中国の人とかいうことで、松本はなかなか承知しません。
— 豊島与志雄 『自由人』 青空文庫
」「その買い主の中国人は、いったい、どういう人なんですか。
— 豊島与志雄 『自由人』 青空文庫
その他、買い主と値段のよくわからないまでも、ひそかに内地へ売れたという外国船は幾|艘かあった。
— 第二部上 『夜明け前』 青空文庫
遠くては持ってゆけないから、ここから四、五里もいくと、村の中の第一ばんめの門に、談二泉というものがおる、これが私の買い主じゃ。
— 蒲松齢 『阿繊』 青空文庫