ちら見
ちらみ
名詞
標準
文例 · 用例
高いあかり窓から雪の降つてゐるのがちらちら見えた。
— 太宰治 『思ひ出』 青空文庫
」一陣の風がスケツチブツクをぱらぱらめくつて、裸婦や花のデツサンをちらちら見せた。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
あの芽がのびて風に吹かれ、白い葉裏をちらちら見せながらそよぐ頃には、この辺いっぱいに様々の草花も乱れ咲きます。
— 太宰治 『新ハムレット』 青空文庫
」 葉藏は梨の木の枯枝のあひだからちらちら見える大きなひらたい岩を指さした。
— 太宰治 『道化の華』 青空文庫
またあの人だって、無理に自分を殺させるように仕向けているみたいな様子が、ちらちら見える。
— 太宰治 『駈込み訴え』 青空文庫
「嘘ですよ」一陣の風がスケッチブックをぱらぱらめくって、裸婦や花のデッサンをちらちら見せた。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
古いが、もとは相当にものが良かったらしい外套の下から、白く洗い晒された彼女のスカートがちらちら見えていた。
— 黒島伝治 『渦巻ける烏の群』 青空文庫
校長室の中では、白服の人の動いているのがちらちら見えます。
— 宮沢賢治 『茨海小学校』 青空文庫