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独吟

どくぎん
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
1
標準
vocal solo
文例 · 用例
そればかりではない、足利時代の『鷹筑波集』からも、猿楽狂言からも、また貞徳の「独吟百韻」からも、富士|詣の群衆のざわめきは、手に取るように聞えるが、それらの参詣者は、皆この村山口を取ったものであるらしい。
小島烏水 不尽の高根 青空文庫
一人が女優らしく胸を張ってバイロンの大洋の歌を独吟しては泣き出す。
吉行エイスケ 孟買挿話 青空文庫
こういうふうに考えて来た後に、連句のうちでも独吟というものにどうもあまりおもしろいものの少ないという事実の所因を考えてみれば、その答解はもう自然に眼前に出て来ることになる。
寺田寅彦 連句雑俎 青空文庫
すなわち独吟はちょうど伴奏さえもつかないほんとうの独奏をつづけざまに一時間も聞かされるようなものである。
寺田寅彦 連句雑俎 青空文庫
そうしてその指揮者の頭がよほど幅員が大きく包容力が豊かでなければ、結局|狭隘な独吟的になるか、さもなくばメンバーのほうでつまらなくておしまいまでやり切れないであろうと思われる。
寺田寅彦 連句雑俎 青空文庫
十八日、丙戌、霽、子剋、将軍家南面に出御、時に灯消え、人定まりて、悄然として音無し、只月色蛬思心を傷むる計なり、御歌数首、御独吟有り、丑剋に及びて、夢の如くして青女一人前庭を奔り通る、頻りに問はしめ給ふと雖も、遂に名乗らず、而して漸く門外に至るの程、俄かに光物有り、頗る松明の光の如し。
太宰治 右大臣実朝 青空文庫
独吟」というものの成効し難いゆえんはこれで理解されるように思う。
寺田寅彦 柿の種 青空文庫
立ち小便については別に諸方の例を挙げ置いたが(立小便と蹲踞小便)、その後見出でたは、慶安元年板『千句独吟之俳諧』に「佐保姫ごぜや前すゑて立つ」、「余寒にはしばしはしゝを怺へかね」、まずこれが日本で女人立ち尿の最古の文献だ。
鶏に関する伝説 十二支考 青空文庫
作例 · 標準
コンサートのクライマックスで、彼女は圧巻の独吟を披露した。
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オペラ歌手は、舞台で感情を込めて独吟を行った。
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能楽の舞台では、特殊な節回しの独吟が聞かれることがある。
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2
標準
solo recitation (of traditional poetry, noh verse, etc.)
作例 · 標準
彼は、古典詩の独吟を通じて、その深い意味を伝えた。
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朗読会では、参加者がそれぞれ得意な詩を独吟した。
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伝統芸能の世界では、独吟の技術が作品の質を大きく左右する。
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