中今
なかいま
名詞
標準
the present (esp. as a privileged moment in eternity)
文例 · 用例
なにしろ東京駅へ着き立てに直ぐ来られたので、鞄もそのまま持っていられました」 かの女の胸に、すぐそれが巴里前衛画派中今は世界的大家であるK・S氏であることが判明した。
— 岡本かの子 『母子叙情』 青空文庫
俗にいふ越後は八百八後家、お辻が許も女ぐらし、又|海手の二階屋も男気なし、棗の樹のある内も、男が出入をするばかりで、年増は蚊帳が好だといふ、紙谷町一町の間に、四軒、いづれも夫なしで、就中今転んだのは、勝手の知れない怪しげな婦人の薬屋であつた。
— 泉鏡花 『処方秘箋』 青空文庫
就中今日は冶してをつたが、何処か旨い口でもあると見える。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
又舊の冷然院の藏書中今日に至るまで燒けずに殘つて居るものゝ中に、文館詞林と云ふ書がある。
— 内藤湖南 『平安朝時代の漢文學』 青空文庫
だが其中今も云った通り可成り隆盛になったので、『うっちゃって置くことも出来ないだろう、不本意ながら論じてやろうぜ』即ち恩恵的態度を以て、これを論じたというものです。
— 国枝史郎 『大衆文芸問答』 青空文庫
若手の中今度は、新羽左衛門の静が優等。
— 折口信夫 『合邦と新三』 青空文庫
又、続紀を見ると、「すめらが御代々々中今」といふ風な発想語が見えてゐる。
— 折口信夫 『神道に現れた民族論理』 青空文庫
市中今尚かくの如き幽邃の地を存するは意外の喜びなり。
— 断腸亭日記巻之三大正八年歳次己未 『断腸亭日乗』 青空文庫
作例 · 標準
中今を大切に生きることは、未来を豊かにすることにつながる。
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過去を悔やまず、未来を恐れず、中今を精一杯生きよう。
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この中今という奇跡のような時間を、心に刻んでおこう。
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