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截然

せつぜん異読 さいぜん
形容詞-たる副詞-と
1
標準
clear
文例 · 用例
この両表現形式がはたして截然たる区別を許すかの問題{1}、すなわち自然形式とは畢竟芸術形式にほかならないのではないかという問題は極めて興味ある問題であるが、今はその問題には触れずに、単に便宜上、通俗の考え方に従って自然形式と芸術形式との二つに分けてみる。
九鬼周造 「いき」の構造 青空文庫
換言すれば、「いき」の論理的言表の潜勢性と現勢性との間には截然たる区別がある。
九鬼周造 「いき」の構造 青空文庫
また漫画とそれ以外の絵画との間に截然たる区劃線を引く事も容易ではない。
寺田寅彦 漫画と科学 青空文庫
ついでながら、切り立ての鋏穴の縁辺は截然として角立っているが、揉んで拡がった穴の周囲は毛端立ってぼやけあるいは捲くれて、多少の手垢や脂汗に汚れている。
寺田寅彦 雑記(1) 青空文庫
これが百年前の物理学と今の物理学との間に截然たる区別の目標を与えるのである。
寺田寅彦 ルクレチウスと科学 青空文庫
それだのに文学と科学という名称の対立のために、因襲的に二つの世界は截然と切り分けられて来た。
寺田寅彦 科学と文学 青空文庫
……こういうふうに全編を通じて見て行っても芭蕉と野坡の「音色」の著しいちがいはどこまでも截然と読者の心耳に響いて明瞭に聞き分けられるであろう。
寺田寅彦 連句雑俎 青空文庫
章魚木の島で暮していた時戦争と文学とを可笑しい程截然と区別していたのは、「自分が何か実際の役に立ちたい願い」と、「文学をポスター的実用に供したくない気持」とが頑固に素朴に対立していたからである。
中島敦 章魚木の下で 青空文庫
作例 · 標準
白と黒が截然と分かれているかのように、彼の言動には一切の曖昧さがなかった。
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二つの学説の間には、前提となる理論の段階で截然たる区別が存在している。
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霧が晴れると、遠くの山々の稜線が青空との境目に截然と浮かび上がった。
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截然(せつぜん) — 幻辞.com