馬上
ばじょう
名詞名詞-の形容詞頻度ランク #43017 · 青空 1137 例
標準
(on) horseback
文例 · 用例
馬上|悠々、大裾野を横切ったのは、前の大宮口が徒歩(但し長坂までは自動車を借りた)であったから、変化を欲するために外ならなかった。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
馬上を住家とした古人の旅を思いながらも、樹下石上に眠らずに、木口新しく、畳障子の備わった室とはいえない屋根の下に、楽々と足を延ばし、椎の葉に盛った飯でなく、御膳つきで食事の出来る贅沢を、山中の気分にそぐわぬと思いながらも、その便利を享楽した。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
太刀持つ童、馬の口取り、仕丁どもを召連れ、馬上|袖をからんで「時知らぬ山は富士の根」と詠じた情熱の詩人|在原業平も、流竄の途中に富士を見たのであった。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
本街道から製材所の横を切れると、もう既に裾野であるが、富士のそれとは違って、乾き切った砂漠で、セージと通称する白ッ茶けた草や、マンザニタと呼ばれるところの、灌木などが茂って、馬蹄の砂が濛々と舞いあがるのには、馬上|面を伏せて、眼をねぶるばかりであった。
— 小島烏水 『火と氷のシャスタ山』 青空文庫
秋も末になった、白峰の山色を想っていると、N君から、馬上の旅客を描いた端書が来た。
— 小島烏水 『雪の白峰』 青空文庫
」 洋車からおろされた三人に、馬上の士官が叫んだ。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
」「は、……」 自動車の傍の馬上の男も、参謀か、師長であるらしかった。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
ウォルコフは、その百姓服に着換え、自分が馬上で纏っていた軍服や、銃を床下の穴倉へかくしてしまった。
— 黒島伝治 『パルチザン・ウォルコフ』 青空文庫
作例 · 標準
夏祭りで、浴衣姿の女性が涼を取るために芭蕉扇を手にしていた。
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