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糸鬢

いとびん
名詞
1
標準
itobin
文例 · 用例
助太郎は武張った男で、髪を糸鬢に結い、黒紬の紋附を着ていた。
森鴎外 渋江抽斎 青空文庫
衣類を黒|紋附に限っていた糸鬢奴の貞固は、素より読書の人ではなかった。
森鴎外 渋江抽斎 青空文庫
またこの界隈ではまだ糸鬢奴のお留守居を見識っている人が多い。
森鴎外 渋江抽斎 青空文庫
」 太郎はかう云つて、糸鬢奴の頭を仰向けながら自分も亦笑ひ出した。
芥川龍之介 戯作三昧 青空文庫
」 太郎はこう言って、糸鬢奴の頭を仰向けながら自分もまた笑い出した。
芥川龍之介 戯作三昧 青空文庫
「今ぞ始めの旅衣、よいやまかせ」にて頭巾をかなぐり捨て、糸鬢奴の仮髪を見せ、緋縮緬に白鷺の飛ちがひし襦袢の肌脱になり裾を両手にてまくり、緋縮緬のさがりを見せての見えは、眼目の場ほどありて、よい心持なり。
三木竹二 両座の「山門」評 青空文庫
――今日はすでに、秀吉も、ゆるすところとなっているし、父子の大義に拠って来た真情も認められて、かく秀吉の優遇はうけているが、秀吉が見るに、藤孝の糸鬢はたしかにあの頃から急に霜となっている。
第九分冊 新書太閤記 青空文庫
作例 · 標準
浮世絵に描かれた役者は、粋な糸鬢を結っていた。
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時代劇の撮影のため、彼は専門の床山に糸鬢を結ってもらった。
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祖父の古い写真を見ると、きれいに整えられた糸鬢の若者が写っている。
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