坎
かん
名詞頻度ランク #4162 · 青空 48 例
標準
kan (one of the trigrams of the I Ching: water, north)
文例 · 用例
たゞ人々天分に厚薄があり、資質に強弱は有るけれども、既に其の心を寄せ念を繋くるところを定めた以上は、其の深きを勉めなければ、井を鑿して水を得るに至らず、いたづらに空坎を爲す譯である。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
「士は朝に仕事を受け、昼に研修し、夕に習復す」『国語(魯語下)』と見えるのも、「博く学んで習ねないことを患う」『劉向説苑』とあるのも、「習坎は重険なり」『易経(坎為水卦・彖伝)』と云うのも、習は皆重ねるという意味である。
— 幸田露伴 『悦楽(現代訳)』 青空文庫
それなので、習は重也積也とも読み、易にある習坎の坎は「かさぬ」と読む。
— 幸田露伴 『一貫章義(現代訳)』 青空文庫
霞亭は文台の平生を叙して、「受学赤松滄洲翁、蚤歳継先人之志、潜心長沙氏之書、日夜研究、手不釈巻、三十年如一日矣、終大有所発揮、為之註釈、家刻傷寒論是也」と云ひ、凹巷は「聞先生終身坎※、数十年所読、唯一部傷寒論、其所発明、註成六巻、既梓行世」と云つてゐる。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
この棟の低い支那家の中には、勿論今日も坎の火っ気が、快い温みを漂わせていた。
— 芥川龍之介 『将軍』 青空文庫
第二十四曲言歩を、歩言をおそくせず、我等は語りつゝあたかも順風に追はるゝ船のごとく疾く行けり 一―三再び死にし者に似たる魂等はわが生くるを知り、我を見て驚愕を目の坎より吐けり 四―六我續いてかたりていふ。
— LA DIVINA COMMEDIA 『神曲』 青空文庫
神恩なくば人たゞ罪に歸るか、さなくも淨めの道に進むをえずして徒に時を費すのみ七〇―七二【忽ち嶮】Tra erto e piano 或ひは、嶮しきにもあらず坦なるにもあらざる【坎】溪【縁半より】溪の縁の一部の他の部分に比ぶれば低くしてその半にあたらざるところ。
— LA DIVINA COMMEDIA 『神曲』 青空文庫
最下の筋は坎を貫く!
— 国枝史郎 『鵞湖仙人』 青空文庫
作例 · 標準
易占いで坎の卦が出たので、慎重に行動することにした。
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坎は水を表し、困難や危険を意味することがある。
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彼は坎の象意から、今後の戦略を練った。
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標準
pit
作例 · 標準
雨上がりの道には、水たまりが坎のようにできていた。
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作業現場には深い坎が掘られ、安全柵が設置された。
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罠を仕掛けるために、地面に巧みに坎を隠した。
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