キリシタン
きりしたん
名詞
標準
文例 · 用例
阿蘭陀の通事たちに、シロオテの日本へ渡って来たわけを調べさせたけれど、シロオテの言葉が日本語のようではありながら発音やアクセントの違うせいか、エド、ナンガサキ、キリシタン、などの言葉しか聞きわけることができなかったのである。
— 太宰治 『地球図』 青空文庫
キリシタンを禁じた時代の宗教の熱心さと、信仰の自由を許されて後の信徒の熱心さとの比較でもそうである。
— 寺田寅彦 『ラジオ雑感』 青空文庫
」 与五郎野雪、これを聞くと、拳を握って、舞の構えに、正しく屹と膝を立てて、「むむ、いや、かさねがさね……たといキリシタンバテレンとは云え、お宗旨までは尋常事ではない。
— 泉鏡花 『白金之絵図』 青空文庫
先ず魔法、それから妖術、幻術、げほう、狐つかい、飯綱の法、荼吉尼の法、忍術、合気の術、キリシタンバテレンの法、口寄せ、識神をつかう。
— 幸田露伴 『魔法修行者』 青空文庫
これらの中、キリシタンの法は、少しは奇異を見せたものかも知らぬが、今からいえば理解の及ばぬことに対する怖畏よりの誇張であったろう。
— 幸田露伴 『魔法修行者』 青空文庫
キリシタンバテレンの目くらましでもそううまくはいかぬぞ。
— 首つり五人男 『右門捕物帖』 青空文庫
南蛮渡来キリシタンのバテレン玉ってえいう目が仕掛けてあるんだよ。
— 死人ぶろ 『右門捕物帖』 青空文庫
キリシタンバテレンのしわざなら格別、さもないかぎりは、ひとりでにいれずみが膚に浮き上がるはずもござるまい。
— 朱彫りの花嫁 『右門捕物帖』 青空文庫
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キリシタン は、日本の戦国時代から江戸時代、更には明治の初めごろまで使われていた日本語(古語口語)である。江戸時代以降の当て字である『切死丹』『鬼理死丹』『鬼利至端』『貴理死貪』には侮蔑の意味が込められており、蔑称として使われてきた。
出典: キリシタン — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0