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没書

ぼっしょ
名詞
1
標準
rejected manuscript
文例 · 用例
折角油汗を流して苦辛した二葉亭の通信がしばしば大阪の本社で冷遇されて往々没書となったのは、二葉亭の身にすれば苦辛を認められない不平は道理であるが、新聞記事としては止むを得なかったのだ。
内田魯庵 二葉亭四迷の一生 青空文庫
あるいはその書き方が悪いので没書にされてしまったのかも知れないと思っていると、その次の日の紙上に二つながら掲載された。
岡本綺堂 明治劇談 ランプの下にて 青空文庫
故に箇様なる場合においては初めの十句ほどを読みその中に佳句なくば全体に佳句なき者として没書致すべく候。
正岡子規 墨汁一滴 青空文庫
しかし、作品には一定の範囲があるから、その範囲を越えれば没書になる恐れがある。
魯迅 幸福な家庭 青空文庫
それはそうとどんな風に書こうかな……そうしなければ没書になる恐れがあるし、わざわざ時勢に背く必要もない。
魯迅 幸福な家庭 青空文庫
どこの雑誌へ出しても没書になる価値は充分あるのだから、頭脳の不透明をもって鳴る主人は必ず寸断寸断に引き裂いてしまうだろうと思のほか、打ち返し打ち返し読み直している。
夏目漱石 吾輩は猫である 青空文庫
私は初め、栄華物語から材料を取つた純国文趣味の戯曲「誕生」を書いて、「帝国文学」へ送つたが、これは見事没書になつた。
谷崎潤一郎 青春物語 青空文庫
で、いよ/\雑誌が出ることになつて、その創刊号へ私が発表したのが、前に帝国文学で没書になつた戯曲「誕生」であつた。
谷崎潤一郎 青春物語 青空文庫
作例 · 標準
「編集者に自信作を預けたが、結局は没書となって世に出ることはなかった。」
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「書き上げた原稿が没書になるたびに、作家としての才能を疑いたくなる。」
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「何年もの歳月を費やして完成させた論文が没書となり、彼はひどく落胆した。」
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