開会の辞
かいかいのじ異読 かいかいのことば
表現名詞多音語
標準
opening address
文例 · 用例
が、ちょうど発起人を代表して、当夜の人気だった一俳優が開会の辞を陳べ終った処であった。
— 泉鏡花 『露萩』 青空文庫
父の開会の辞も下手、れいの有名人の演説も何が何やら、わけがわからぬ、とその所謂父の「同志たち」が怒声に似た口調で言っているのです。
— 太宰治 『人間失格』 青空文庫
今日の大会は博士の報告演説だけで独占されることになっていたので、司会者の開会の辞がおわると、村木博士が割れるような拍手を浴びて登壇した。
— 平林初之輔 『人造人間』 青空文庫
「開会の辞」で武田が出た。
— 小林多喜二 『不在地主』 青空文庫
編者の微意は本文中の「開会の辞」に悉されているから、ここに重ねて言わない。
— 凡例 『中国怪奇小説集』 青空文庫
組織委員長レーワルト氏の式辞の後、ヒットラー総統の開会の辞がすむと、突然号砲が鳴り渡る。
— 横光利一 『欧洲紀行』 青空文庫
ところが、所管署築地警察署では、「働く婦人の夕べ」の集会届けも余興の興行届けもちゃんと手続を経て受けつけ、許可しておきながら、いよいよその日になって開会の辞を中條百合子が一分ばかり話したら、中止!
— 宮本百合子 『日本プロレタリア文化連盟『働く婦人』を守れ!』 青空文庫
越えて四月に至り、第二回講演会を本郷区仏教青年会館に開催したが、長谷川の開会の辞半ばにして突如臨監の警官から解散を命じられたことは吾々主催者として最も意外とするところであった。
— 戸坂潤 『〔付〕唯物論研究に就て(戸坂潤手記)』 青空文庫