客語
きゃくご異読 かくご
名詞
標準
object
文例 · 用例
即ち実在は人間の思考作用に入り来るや空間化され、而してその空間化されし実在に於ては、主語と客語は常に転換され得る。
— 中原中也 『詩に関する話』 青空文庫
これを小にしては、ジェームスが「意識の流」においていっているように、「骨牌の一束が机上にある」という意識において、主語が意識せられた時客語が暗に含まれており、客語が意識せられた時主語が暗に含まれている、つまり根柢に一つの直覚が働いているのである。
— 西田幾多郎 『善の研究』 青空文庫
但し客語が現われて来る時その内容が発展実現せらるるのである。
— 西田幾多郎 『善の研究』 青空文庫
というのは、普通、判断は主語と客語との結合をその特色とするものと考えられるのであるが、この特色は恰も非人称判断――その代表者は向の存在判断である――に於て破綻を生じなければならないからである。
— 戸坂潤 『空間概念の分析』 青空文庫
それ故残された唯一の道は判断の特色をば主語と客語との結合とすることを止める外にはない。
— 戸坂潤 『空間概念の分析』 青空文庫
判斷は一般的にいふと主語表象と客語表象との結合である。
— 三木清 『認識論』 青空文庫
ロッツェによると、判斷においては主語と客語との關係の上に、この關係の妥當如何を言ひ表はすべき第二の判斷が存在しなければならない。
— 三木清 『認識論』 青空文庫
ベルクマンは判斷における肯定と否定を、主語と客語との間の單に表象された關係を化して判斷となすところの批評的態度であると考へた。
— 三木清 『認識論』 青空文庫
作例 · 標準
英文法の授業で、まずは主語、述語、客語の三要素を正確に見分ける練習をした。
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この文章では「リンゴ」が、動詞「食べる」の動作の対象となる客語にあたります。
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客語を伴う動詞は「他動詞」と呼ばれ、文の意味を完結させる重要な役割を持つ。
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標準
predicate
作例 · 標準
この言語学のテキストでは、一般的な「述語」のことをあえて「客語」と定義して解説している。
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主語の状態や動作を説明する部分を客語と呼ぶ、特殊な文法体系を研究している。
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「彼は走る」の「走る」の部分が、この独自の理論では客語に該当する。
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