耳を疑う
みみをうたがう
表現動詞-五段-ウ行
標準
to not believe one's ears
文例 · 用例
それは耳寄りな……どげな疵じゃ」「バクチで御座います」「ナニ……博奕……」 松倉十内は自分の耳を疑うように膝を乗出した。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
」 得三は我耳を疑うごとく、耳朶に手をあてて眉を顰めつ、傾聴すれば、たしかに人声、「赤城|様――得三|様。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
庄之助はまるで自分の耳を疑うかのように、キョトンとして、暫く娘の蒼白い顔を見つめながら何やらボソボソ口の中で呟いていたが、やがて何思ったか、「寿子、生国魂さんへお詣りしよう」 と言った。
— 織田作之助 『道なき道』 青空文庫
取分けて七兵衛は自分の耳を疑うほどに驚かされた。
— 岡本綺堂 『鼠』 青空文庫
」と彼は、わが耳を疑うかのように、暫らく巻煙草を口から離して按摩の返答を待った。
— 小酒井不木 『按摩』 青空文庫
」「嬢次様は私と一緒に見物に来ておられたのでございます」 ストーン氏は自分の耳を疑うように眼を丸くした。
— 夢野久作 『暗黒公使』 青空文庫
大きな花模様のある着物を来て黒っぽい帯しめていましたっけ」「え、え、何だって」 石子刑事は耳を疑うように問返した。
— 甲賀三郎 『支倉事件』 青空文庫
実際の爆音も桃子の思い出の中の爆音も次第に微に明るい空の彼方へ消え去ったとき、急に桃子はギクッとした表情で両眼を開け、臥たまま自分の耳を疑うような眼つきをした。
— 宮本百合子 『夜の若葉』 青空文庫
作例 · 標準
彼が会社を辞めるという知らせを聞いて、私は耳を疑った。
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そんな馬鹿な話があるものか、と耳を疑うような出来事だった。
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「え、本当に!?」思わず耳を疑って、もう一度聞き返した。
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