台子
だいす
名詞
標準
large utensil stand (tea ceremony)
文例 · 用例
台子を出し風炉に火を入る。
— 伊藤左千夫 『草花日記』 青空文庫
澹台子羽は容貌の揚らないので孔子様にさへ軽く視られましたが、徳を修め道に進んだので、後に至つて孔子様も吾が失敗であつたと歎ぜられたとあります。
— 幸田露伴 『運命は切り開くもの』 青空文庫
海城から東煙台、甘泉堡、この次の兵站部所在地は新台子といって、まだ一里くらいある。
— 田山花袋 『一兵卒』 青空文庫
どこまで行くんだ」 「隊が鞍山站の向こうにいるだろうと思うんです」 「だって、今日そこまで行けはせん」 「はア」 「まア、新台子まで行くさ。
— 田山花袋 『一兵卒』 青空文庫
そこに国旗が立っている、あれが新台子の兵站部だ」 「そこに医師がいるでしょうか」 「軍医が一人いる」 蘇生したような気がする。
— 田山花袋 『一兵卒』 青空文庫
新台子の兵站部は今|雑沓を極めていた。
— 田山花袋 『一兵卒』 青空文庫
杉本主事は特に次の張台子駅まで同乗して見送られ、車中で満洲に在留する邦人の生活状態に就て氏の感想を話された中に、満洲で生れて満洲で育つた女子の結婚難の一節は、特に私の耳に或る憂鬱を感ぜしめた。
— 附 満蒙の歌 『満蒙遊記』 青空文庫
あるとき各流の宗匠ことごとく環視の中で献茶の手前、長盆の乱れ飾という台子の奥儀をすらすらと顔筋一つ動かさず、並みいる宗匠これにはアッと舌を巻いた。
— 山本笑月 『明治世相百話』 青空文庫
作例 · 標準
茶道において、台子は格式の高い点前に用いられる道具である。
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彼女は台子を使った美しい点前を披露し、観客を魅了した。
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この台子は、代々受け継がれてきた由緒あるものだという。
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ウィキペディア
台子・臺子(だいす)は茶道の点前に用いる茶道具で、水指など他の茶道具を置くための棚物の一種。真台子・竹台子をはじめとして様々な種類がある。一般に格式の高い茶礼で用いるものとされており、とくに真台子は献茶式などで用いられている。真台子を用いた点前は、茶道の点前の精神的・理論的根幹を成すものと考えられており、奥儀・奥伝・奥秘などと呼ばれて最後に伝授される習わしである。
出典: 台子 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0