邪宗門
じゃしゅうもん
名詞
標準
文例 · 用例
(確かに吾人は詩という言語の響の中に、日本の文壇思潮と相容れない、切支丹的邪宗門の匂いを感ずる。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
同じでも「邪宗門」には多くの缺陷があるやうです。
— 萩原朔太郎 『ふつくりとした人柄』 青空文庫
「邪宗門」が未完成、又は生硬な象徴詩だといふ非難はあつても、同氏の歌集「雲母集」が象徴詩でないといふことは何人にも言へません。
— 萩原朔太郎 『ふつくりとした人柄』 青空文庫
島崎藤村……全詩集中の詩大半薄田泣菫……暮笛集・ゆく春蒲原有明……春鳥集・獨絃哀歌三木露風……廢園・白き手の獵人北原白秋……邪宗門・思ひ出(二重圈點◎を附したのは、特に名詩集たるもの。
— 萩原朔太郎 『名詩集「思ひ出」の眞價』 青空文庫
即ち「邪宗門」「思ひ出」「東京景物詩」「白金の獨樂」であるが、この中、最後の「白金の獨樂」は、作者自ら言ふ如く一日一夜の急作であつて、いかにインスピレーシヨンの激潮に乘つたとはいへ、藝術として重厚のものとは思へない。
— 萩原朔太郎 『名詩集「思ひ出」の眞價』 青空文庫
他の◇三詩集「邪宗門」「思ひ出」「東京景物詩」は、何れも後世に傳ふべき名詩集であるが、就中その最も圓熟せるは「思ひ出」である。
— 萩原朔太郎 『名詩集「思ひ出」の眞價』 青空文庫
邪宗門扉銘ここ過ぎて曲節の悩みのむれに、ここ過ぎて官能の愉楽のそのに、ここ過ぎて神経のにがき魔睡に。
— 北原白秋 『邪宗門』 青空文庫
哀れ、我ら近代邪宗門の徒が夢寝にも忘れ難きは青白き月光のもとに欷歔く大理石の嗟嘆也。
— 北原白秋 『邪宗門』 青空文庫