釣り出す
つりだす
動詞-五段-サ行動詞-他動詞
標準
to lure out
文例 · 用例
甚だしきに到っては、ビイルを二本くらい持参して、まずそれを飲み、とても足りっこ無いんだから、主人のほうから何か飲み物を釣り出すという所謂、海老鯛式の作法さえ時たま行われているのである。
— 太宰治 『酒の追憶』 青空文庫
能の曲目の大部分は主演者一人を舞わせるのを主眼としてあるので、その他の四種類の登場者は、その主演者の相手役、背景、もしくは主演者の舞を釣り出すべき舞台気分の演出役として登場して、主演者の演出を引立てる事のみに専念する。
— 夢野久作 『能とは何か』 青空文庫
蛇吉の来たのを知って、さすがのうわばみも遠く隠れたのではあるまいかなどと言う者もあったが、相手が姿をみせない以上、それを釣り出すよりほかはないので、蛇吉は蛇の出そうな場所を見立てて、そこに例のおとし穴をこしらえて、例の秘密の一薬を焼いた。
— 岡本綺堂 『青蛙堂鬼談』 青空文庫
」と、安井君は芸妓の話を釣り出すように言った。
— 岡本綺堂 『探偵夜話』 青空文庫
が、うまく釣り出すことはできるかも知れないと彼は思った。
— THE STRANGE CASE OF DR. JEKYLL AND MR. HYDE 『ジーキル博士とハイド氏の怪事件』 青空文庫
署長さんは、あの怪人の背後に、例の化物団が居ると見て、これを釣り出すために機関車隊を編成させ、力較べをさせたのです。
— 海野十三 『崩れる鬼影』 青空文庫
其れを、此処に居るわいと睨んだら、必ず釣り出すのですから、面白い筈です。
— 石井研堂 『元日の釣』 青空文庫
それ自体の蔭のある眼に見えぬ世界を釣り出すことだってできるわけです。
— FRANKENSTEIN, OR THE MODERN PROMETHEUS 『フランケンシュタイン』 青空文庫
作例 · 標準
敵軍を城から広い平地へと釣り出すために、あえて小規模な部隊を囮にする作戦を立てた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
サッカーの試合で、ディフェンダーを巧みなドリブルで釣り出し、その背後のスペースにパスを通した。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
恥ずかしがり屋の妹を部屋から釣り出すには、大好物のショートケーキを買ってきたと言うのが一番効果的だ。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview