神韻
しんいん
名詞
標準
exceptional artistry
文例 · 用例
老いて宇宙の神韻と化し、縹渺の詩境に遊ぶこともまた楽しみである。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
彼のイデヤは詩的であり、情味の深い影を帯びた、神韻|縹渺たる音楽である。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
僕の「月に吠える」中なる二三の作品が如き、正にこの神韻を摸してこれを俗化せるものなり。
— 萩原朔太郎 『蒲原有明に帰れ』 青空文庫
さうして彼の縹渺たる神韻なるものはさうした妙境の奥にあつて、揺曳する。
— 北原白秋 『雀の卵』 青空文庫
風静かに気沈み万籟黙寂たるの時に、急卒一響、神装を凝らして眼前に亢立するは蓮仙なり、何の促すところなく、何の襲ふところなく、悠然泥上に佇立する花蕾の、一瞬時に化躰して神韻高趣の佳人となるは、驚奇なり、然り驚奇なり、極めて普通なる驚奇なり、もし花なく変化なきの国あらば、之を絶代の奇事と曰はむ。
— 北村透谷 『心機妙変を論ず』 青空文庫
同じ「野守」でも只圓翁のは時間的には非常に急迫した、急転直下式の感じに圧倒されながら、あとから考えると誠にユッタリした神韻縹渺たる感じが今に残っている。
— 夢野久作 『梅津只圓翁伝』 青空文庫
そもそも文明の進み分業の行わるるに従い、機械的|大仕掛の製造盛んに行われ、低廉なる価格を以て、能く人々の要に応じ得べきに至るといえども、元来機械製造のものたる、千篇一律風致なく神韻を欠くを以て、単に実用に供するに止まり、美術品として愛翫措く能わざらしむる事なし。
— 福田英子 『妾の半生涯』 青空文庫
東洋的神韻といつたものは、東洋的抽象的表現をもつてしては絶対に彼等に伝へることは不可能なものなのである。
— 美術論・画論 『小熊秀雄全集−19−』 青空文庫
作例 · 標準
その絵画には、筆致の奥に神韻が宿っている。
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彼女の演奏は、聴衆を魅了する神韻を帯びていた。
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文学作品において、言葉の選び方から生まれる神韻は、読者の心を打つ。
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ウィキペディア
神韻芸術団 とは、中国の古典舞踊や民族舞踊を披露する舞台芸術団体である。米国ニューヨークに拠点を置き、演目は中国の伝統文化、歴史の物語を表現するものが多く、独自のオーケストラ「神韻交響楽団」を有する。法輪功を信仰する華人たちが結成した団体である。
出典: 神韻 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0