見残し
みのこし
名詞
標準
leaving something unseen
文例 · 用例
そこで私は、橋や荷足を見残しながら、 レストオランに這入るのだ――わんわんいふ喧騒、むつとするスチーム、 さても此処は別世界。
— 中原中也 『山羊の歌』 青空文庫
これでも求婚の競争者が相当ございましてね」 という意味のようなことを話しかけると、妻は「まあまあ、そんなお話、どうでもいいじゃございませんか」「それよりかまだ山の中でおとうさまがお見残しのとこもございましょう。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
故郷のこういう姿をあとに見残して慧鶴は再び旅に立った。
— 岡本かの子 『宝永噴火』 青空文庫
そこでまた柳の根方に片足かけ、やおら二本目の煙草を喫ってから、見残した芝居の幕のあとを見届ける気持で、半町ほど距った人混の中のかの女を追った。
— 岡本かの子 『母子叙情』 青空文庫
横浜にふた晩泊って、三日目に江戸へ帰るというのが最初からの予定であるので、きょうは朝のうちに見残した所をひとめぐりして、神奈川の宿まで親類の者に送られて、お峰とお妻の親子は駕籠に乗った。
— 岡本綺堂 『経帷子の秘密』 青空文庫
それをすますと見残した京都の名所を廻って、最後に比叡山越しに大津に出てみようと定雄は思った。
— 横光利一 『比叡』 青空文庫
ときにはまた風来坊のように、名のある古い建物の門柱についている彫刻を見て廻ったり、見残した絵を見て廻ったりした。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
」「見残した庭も沢山あるんだが、――」 今の自分は寺の庭も見たくはないと思った。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
作例 · 標準
旅行の最終日、時間切れで見残しがたくさんあった。
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この美術館は見どころが多いので、見残しがないように計画を立てよう。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
映画を見終えた後、少し見残しがあるような気がした。
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