後ろ帯
うしろおび
名詞
標準
文例 · 用例
派手な縫模様の単衣を着たお駒が、可愛らしい後ろ帯を引摺って、半面|紅に染んで死んでいた痛々しさは、馴れた眼にもツイ涙が浮びます。
— 呪いの銀簪 『銭形平次捕物控』 青空文庫
振り仰ぐと、抱き上げた方の半蔵が、掛け守袋一つの逞しい裸体になり、白木綿の腹巻の後ろ帯に、木刀を叩き込んで腰を切ろうとしているところでした。
— 殺され半蔵 『銭形平次捕物控』 青空文庫
ふと滝見小屋の方を眺めると、そこの廂の下に、お通の後ろ帯だけがちらと見えた。
— 風の巻 『宮本武蔵』 青空文庫